FXのトレードスタイルというのは人によってさまざまですが、そのなかでも、1日のなかの通貨の値動きを利用して為替差益を上げるスタイルのことを、一般にデイトレードと呼んでいます。デイトレードをする場合には、前日までの通貨のチャートを確認して、あらかじめ1日の値動きを予想し、通貨の価格がどの段階になったらエントリーするか、売りと買いのどちらでエントリーするか、損切りや利益確定の価格をいくらにするかといったことを決めておきます。通貨の値動きというのは、1日のなかでも時間帯によって上下の変動がはげしいものですので、こうしてあらかじめ立てておいたプランにしたがってエントリーをせず、途中でひんぱんにチャートを見ながら無駄にエントリーをしてしまっては、かえって利益が得られず、ポジションのサイズが大きすぎて証拠金維持率が足りなくなってしまうことにもつながりかねません。FXでデイトレードをしようとする場合には、1日を気長に待つという姿勢と、あらかじめ立てておいたプランを守るという姿勢が特にたいせつとなってきます。

また、デイトレードの場合、1日が終わればポジションをクローズして、後日に残さないというのも鉄則であり、これもひとりよがりに解釈して、ポジションを過度に後日に引っ張ることのないようにしたいものといえます。日本時間では夜中から深夜にあたるFXのニューヨーク市場においては、かなり急激な為替相場の変動が生まれることがあり、ポジションの持ち越しが含み損を拡大させるきっかけになることもあるためです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です